「鉄板焼き舞」では、「訪れた人の心が舞い踊るように」をテーマに設計を行いました。
エントランスホールでは天然のオニキスが訪れるお客様を出迎えます。オニキスは光を透過する特性を持っており、コネクテッドライティングで色を自由に変えられる照明を使用することで、幻想的な雰囲気を演出しています。
ホール席のカウンターは継ぎ目のない生コンクリート打ち放しの仕上げにより一体感のあるデザインを実現しました。天板はテラゾー仕上げを採用し、重厚感と高級感を演出しています。また、曲線を描くカウンター形状により自然に視線が集まるように工夫されています。
廊下にはダークミラーを使用し、視界に天井を感じさせない空間を作り出しました。天井に向けて暗がりを作り、暗い室内から明るい外を見ることで風景を顕在化させる構成としています。
個室「天山の間」では、荒々しい質感と壮大さを兼ね備えた庵治石と、高級感あふれる溶岩石を壁材に使用し、これらが調和することで、まるで渓谷を彷彿とさせる重厚で壮麗な空間を創り出しました。
もう一つの個室「筑紫野の間」では、壁に焼杉を使用し、真鍮の釘で施工しました。この二つの工夫により、木の温かみと高級感を兼ね備えた落ち着いた空間を演出しています。
(補足:庵治石は香川県高松市東部の庵治町・牟礼町でのみ産出される高級石材。焼杉は屋久島の標高500メートル以上の山地に自生するスギで、狭義には樹齢1000年以上のものを指し、この屋久杉を焼いたものです。)
WORKS DETAIL
お客様名 | 鉄板焼き舞 |
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施工場所 | 福岡県筑紫野市天山597-2 ライフステージゼウス |
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