福岡県福岡市中央区春吉に完成した、BAR。
本計画にはJR九州のクルーズトレイン「ななつ星」にも使用された組子を2階エグゼクティブルームの大判テーブルに使用しました。
楕円のテーブルに合わせて組子をカットすることで、繊細な職人技を堪能できる1点ものの特別なテーブルとなりました。
テーブルの組子を強化ガラスで挟み、脚は組子の影を落とすためアクリルで制作しています。
そして組子テーブルを照らす照明は発泡材の特注で下地を制作し左官仕上げとし高級感かつ重厚感を演出しました。
同じくJR九州のクルーズトレイン「ななつ星」に使用された雪花ガラスを2階のVIPルームの照明に使用しています。
雪花ガラスは軟質のガラスを硬質のガラスでサンドしており、熱膨張率、収縮率で中のガラスが亀裂し雪のような結晶になり、非常に美しい存在感のある照明となりました。
そして、VIPルームとカウンター席との間仕切り壁をすべて特殊なガラスにすることで、カウンター席からは見えないがVIPルームからは見えるという少し虚栄心が高まる面白い部屋に計画しました。